[メイン] GM : 学園もの百合です

シンプルなのと役職ありとおもためどれがいいですか?
21時まで集計して21:30~22:00辺りに3人くらいいたら出港します

[メイン] GM : 仮置きもくださいね

[雑談] system : [ GM投票機 ] おもため : 0 → 1

[メイン] system : [ GM投票機 ] シンプル : 0 → 1

[メイン] system : [ GM投票機 ] シンプル : 1 → 0

[メイン] system : [ GM投票機 ] おもため : 1 → 2

[雑談] system : [ GM投票機 ] おもため : 3 → 4

[雑談] system : [ GM投票機 ] おもため : 4 → 5

[メイン] GM投票機 : おもためをやります

[メイン] GM投票機 : キャラが出そろい次第出港なんですよ
プロフィールは書いても書かないでも好きにしてくださいぴゃあ

[メイン] GM投票機 : じゅ、準備がいいかおしえてください!

[メイン] 加奈代 : 教えます~

[メイン] 高海 千歌 : 教えるよー

[メイン] リンネ : 教える!

[メイン] サイネリア : OKデス!

[メイン] 石戸 霞 : 教えるわ~

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 教える

[メイン] GM投票機 : では...出港です!

[メイン] リンネ : シュッコウ!

[メイン] 高海 千歌 : 出航だぁ~~~~~~!

[メイン] 加奈代 : 出港だァ~~~~!!

[メイン] サイネリア : 出航だァ~~~~!

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 出港だァ~~~~!!

[メイン] 石戸 霞 : 出航よ~~~~!

[メイン] GM投票機 :  

[メイン] GM投票機 :  

[メイン] : 仕事が終わって。今日も電車に乗る。

[メイン] : スマートフォンの時計が示している時刻は22:40、夜も相当更けている。

[メイン] : ────あの頃は良かったな。
電車に乗って、友達が待っている学校に通って。

[メイン] GM : 途中席が一緒になった友達ととりとめもない話やゲームに興じたり。
アニメ、ドラマ、勉強。そして...恋の話、とかもしたりして。

[メイン] :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 : ─────煌びやかに輝く、太陽の光に反射する海の白い模様
がたん、ごとん、と揺れる体に心地良さを覚えながら、私はぼーっと、外を眺めていた。

[メイン] 高海 千歌 : いつ見ても、綺麗だなぁって。

[メイン] 高海 千歌 : 橙色の髪と赤い瞳の、ゆったりとした雰囲気を醸し出す成人女性─────高海 千歌は、ガラ空きの電車内で席に凭れ掛かりながら
遠く、過去の想いに更けていた。

[メイン] 高海 千歌 : その手には─────同窓会の手紙がある。

[メイン] 高海 千歌 : 「………みんな、元気にしてるかなぁ」

[メイン] 高海 千歌 : ぽつりと、誰もいない電車内で、つい声が漏れる。

[メイン] 高海 千歌 : ─────高海 千歌。
十千万旅館と呼ばれる、綺麗な海が近くにあると評判な、田舎街にある旅館の女将をしている彼女は
ある日、郵便ポストに届いた手紙に想いを馳せ、そしてこうして"あの頃"へ戻ろうとしていた。

[メイン] 高海 千歌 : 「……あはは、今思えば、嘘みたいな学園生活だったなぁ
 本当に、みんな……すっごく個性的で、一緒に過ごしてて、楽しかった
 たっくさんの色が……あったなぁ」

[メイン] 高海 千歌 : ふと視線を落とす。自分の手の甲を見つめ、目を細める。

[メイン] 高海 千歌 : 「………私には………」

[メイン] 高海 千歌 : 「…………」

[メイン] 高海 千歌 : ─────私は、スクールアイドルを目指していた。
みんなに負けないくらい、特別な存在になりたいって思い
がむしゃらに頑張ってきた……つもりだった。

[メイン] 高海 千歌 : あはは、でも……結果は惨敗。
私は結局……普通怪獣なんだ。

[メイン] 高海 千歌 : ………ああ、だめだめ。
こんな考えじゃ、だめだよね。
せっかく、みんなと会えるんだから。

[メイン] 高海 千歌 : だから─────せめて、昔の私みたいに
……真っ直ぐな私に、戻れたら─────。

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 : 木々が生い茂る山々。
空から見下ろせば、きっと緑一面の世界となっているであろう。

[メイン] 石戸 霞 : そんな、樹海ともいえるほどに自然とした場所。
その奥に存在するのが────神代神社、その本山。
日本でも有名な宗派の一つである、その在りか。

[メイン] 石戸 霞 : そこに一人。
儀礼を終えて、祈祷姿の女性が一人座っていた。

[メイン] 石戸 霞 : 「……ふう、今日の仕事もおしまい
 ん~~……仕方ないとはいえ……ちょっぴり寂しいわね」

[メイン] 石戸 霞 : 「人と会えずに、一人で神に向き合い続ける……なんて」

[メイン] 石戸 霞 : ふう、とため息を零す。

[メイン] 石戸 霞 : 石戸 霞。
神代神社の分家の一人娘である彼女は、とある”神”をその身に下ろしている。

[メイン] 石戸 霞 : その神は、いわゆる悪神。
周りに災いを引き起こす。
それを抑えるには人の体を供物として捧げ続ける必要がある。

[メイン] 石戸 霞 : とどのつまり、霞は人柱である。

[メイン] 石戸 霞 : ぐぐ、と伸びをした彼女の元に、ひらり。

[メイン] 石戸 霞 : 同窓会の手紙が、舞い落ちる。

[メイン] 石戸 霞 : 「…………」

[メイン] 石戸 霞 : しばし、感慨深くそれを見つめて。

[メイン] 石戸 霞 : ……あの時は────楽しかった。
色んな子たちと知り合えて、話して。
そんな毎日をずっと続けていられたのは、間違いなく友だちのお陰。

[メイン] 石戸 霞 : やり直したい訳じゃない。
この選択が間違っているとも思えない。
だって……これは誰がやらなければならないことだから。

[メイン] 石戸 霞 : ただ、そう。

[メイン] 石戸 霞 : 「……ちょぴり、少しだけ……」

[メイン] 石戸 霞 : 「……疲れちゃっただけ、なのよね」

[メイン] 石戸 霞 : 突風が、一陣強く手に触れる。

[メイン] 石戸 霞 : その風に────手紙が攫われて。

[メイン] 石戸 霞 : まるで、”神のいたずら”のように。
手紙はどこかへ飛んでって。

[メイン] 石戸 霞 : 「……あ」

[メイン] 石戸 霞 : それを見ながら、ぼんやりと。

[メイン] 石戸 霞 : あの頃に、戻れたらな────

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] サイネリア :

[メイン] サイネリア :

[メイン] サイネリア :

[メイン] サイネリア : 「いやあ今日もオタクどもを魅せちゃいましたネ~」
サイネリアは満足気に電車に揺られている。

[メイン] サイネリア : 「どうですセンパイ、あの頃の私とは違うでしょ?」
そう言って隣にいるリンネに得意げに話しかける

[メイン] リンネ : 「え、ああ。確かにそうね!」

[メイン] リンネ : 「初対面からは完全にひっくり返ったかも」

[メイン] リンネ : …いろんな意味で

[メイン] サイネリア : 「まあのころはまだネット環境も整備されてなかったし時代が私に追いついてなかったって言うか…」

[メイン] リンネ : 「(今も、少し生き急いでるとおもうわ)」

[メイン] リンネ : 「でもまあ、ネットの状況一つですっかり変わるものなのね…」

[メイン] リンネ : 「私はあんまり上手く使えてないけど、そんなに便利なの?」

[メイン] サイネリア : 「だってあの頃なんて携帯でネットにつなげることなんて不可能で…そもそも学校に持っていったら取り上げられるなんて今じゃ考えられません!」

[メイン] リンネ : 「うーん、まあ、色々言いたいことはあるけど、成長してるみたいだしいいや!」

[メイン] リンネ : 「で、今度の同窓会。アンタはどうするの?」

[メイン] サイネリア : 「…いや、出るわけないでしょうマジで。あの頃の私ってほぼヒキコモリだしほとんどだれも覚えてない黒歴史ですよ」

[メイン] サイネリア : 「まあ先輩が卒業するまでは学校に引っ張っていかれましたけど」

[メイン] リンネ : 「そりゃそうよ、アンタがそう思ってただけで、心配してた子だって……」

[メイン] リンネ : 「……そういえば、なんて名前だったかしら?」

[メイン] リンネ : 頬に指を当て、ほんの少し過去を振りむいてみるが……

[メイン] リンネ : 時の砂に埋もれた記憶は、曖昧な答えしか返さなかった

[メイン] リンネ : 「まあ、とにかくいたのよ!」

[メイン] サイネリア : 「びっくりするほど信用ならない!?」

[メイン] リンネ : 「あっはっは!とにかく、今度の同窓会、アンタも来るのよ!」

[メイン] リンネ : 「じゃないと、昔見たく引きずって行くからね!」

[メイン] サイネリア : 「げえ~勘弁してくださいよ。高校時代はマジ黒歴史っていうか…私は今は電子の妖精サイネリアなんで!別の人です!」

[メイン] リンネ : 「あのねぇ……」

[メイン] サイネリア : 「というか先輩と話してるとマジあの頃のしゃべり方に戻っちゃうんですけど…しっかりしなきゃ。電子の妖精サイネリアデス☆」

[メイン] リンネ : 「うわ、ぶりっこ」

[メイン] リンネ : あまりの声の変容のギャップに口一杯のシュガーシロップを幻視する

[メイン] サイネリア : 「ぶりっこってのはテレビアイドルの奴らを言うんデス。ネトアの”魅せ”は必須スキルデス」

[メイン] リンネ : 「物はいいようよね……昔っからアンタは」
そう言いながら、流されていく様に映る景色を視野に入れる

[メイン] リンネ : そして、不思議と昔の光景を重ね始める
若き、青き春の風景を

[メイン] リンネ : ここで見かけて、探しに行ったら閉店していた菓子屋とか、目立つ建物に片っ端から乗り込んだりとか……

[メイン] リンネ : うっすら映る自分の顔と、風景を眺めて
少し、目を瞑ってみると……

[メイン] リンネ : 次に、目を開くまでの一瞬に

[メイン] リンネ : 青春さえ、逆方向に置き去りにしてしまっていた

[メイン] リンネ : 「………」

[メイン] リンネ : 目をゴシゴシ擦る

[メイン] リンネ : 「な、な、んあぁぁ……!?」

[メイン] リンネ : 「なによこれぇぇぇぇ!?」

[メイン] サイネリア : 「ふぁ?どうしたんですか先輩?」

[メイン] リンネ : 「え、あ、誰……!?」

[メイン] リンネ : 「あ、あいつは何処に……ていうか、なんでこうなってるのよ!!」

[メイン] サイネリア : 「いったい何を…ってえええええええええ!?」
騒ぐ先輩を落ち着かせるために振り向くと、そこには見覚えのある子供が立っていた

[メイン] リンネ : 「ちょ、ちょっと!しつれーでしょ!」

[メイン] リンネ : 「……て、いうか。その、やけに見覚えあるガラケーは」

[メイン] リンネ : 「……えーっと、名前を聞かせてもらっても宜しい?」

[メイン] リンネ : 警察手帳を出そう……として、オモチャのバッジしか無く仕方なくそれを差し出す

[メイン] リンネ : 「わたしはりんね、こう見えてけいじなのよ」

[メイン] サイネリア : 「声からして先輩だよな…」
軽くおののきつつ、あまり出したくない言葉をためらって…

[メイン] サイネリア : 「鈴木彩音、です」
最終的には吐き出した

[メイン] リンネ : 「………どう、なって、るの??」

[メイン] サイネリア : 「……さあ?」

[メイン] リンネ : そして、辺りをまた見渡せば───

[メイン] リンネ :

[メイン] リンネ :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 : 清掃作業にベッドメイク
ほつれの見える布製の服や家具を直す
「私が行うお仕事」をすっぱり終えて

[メイン] 加奈代 : 主も 一緒だった他のメイドも居ない館に
一人でカーテシーを返して去っていく

[メイン] 加奈代 : ずっとずっといっしょだったあの人達
遠い昔の崩御から、後を追ったり何だりと、皆散り散りになっちゃって

[メイン] 加奈代 : 時折「他の子のお仕事」が見えたら
ああ 来たのねえって思いながら、追いかける事も無く今の世界を何となく生きる

[メイン] 加奈代 : 最近はちょっと大変ね~
年号とかもすぐ変わっちゃうし、個人個人の管理もはっきりしちゃって中々社会に潜り込めないし…
そんな事をぼんやり浮かべながら 電車に揺られ同窓会の手紙を持つ

[メイン] 加奈代 : 彼女の姿形は 主に仕えた時から変わっていない
故に時折学生としての身分を得てそこから社会に溶け込んでいく事もあった
怪しまれたりする事を恐れて、基本的に過去の人に合う事はあまり無い のだが

[メイン] 加奈代 : 「う~ん楽しかったから仕方ないわよね~」

[メイン] 加奈代 : 久しぶりに、誰かとの対等で他愛ない会話等を行えた数年だった
それがまた行えるなら、と思いこうして慣れない電車に揺られている

[メイン] 加奈代 : このままの私を嫌ったりしないかな~とか嫉妬とか一番嫌だな~って思ったりもするけれど
それでも 過去に 過去に

[メイン] 加奈代 : あの頃が良かったから

[メイン] 加奈代 : 電車の停車音が鳴り響く 降車駅はここで…
出入り口から突風が吹く
反射的に顔を覆って すぐそこには___

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] : かたん、かたたん。

[メイン] : 電車が、止まる。

[メイン] : 駅に辿り着いた訳でもなく。
流れていく線路の途中で。

[メイン] : ああ、そういえば。

[メイン] : 私の乗っていた通学電車も、よく強風で停車していたっけ────────

[メイン] :

[メイン] : 『失われた時を求めて』という小説がある。

[メイン] : 主人公は、スープに浸っていた一片の菓子に「無意志的記憶」を呼び起こされ、過去の思い出へと浸っていく。

[メイン] : あの頃の、あの時の、あの風景が。
ふとしたきっかけで、呼び起こされる。

[メイン] : そんな、どこにでもある
ありふれた、無意識の記憶が目覚める一時。

[メイン] : デジャヴュのような記憶の奔流が、場所も散らばってしまったアナタ達を導いて。

[メイン] :  

[メイン] : 窓の外へと見えるのは、夜半の景色などではなく。

[メイン] : 晴れ晴れとした朝の原風景。
横にはあの頃と同じ、友人の姿。

[メイン] : 彼女たちはどこか、少し困惑のような表情を浮かべていて。
揃いもそろってそんな表情だから、少し可笑しくなる。

[メイン] : そして窓のガラスに薄く反射するのは...

[メイン] : 若くなった私の姿。

[メイン] : 学生だったあの頃に、時は戻っていた。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] : 『間もなく、百合が原に停車します
ホーム側の扉は────』

[メイン] : 聞き覚えのある、車内音声。

[メイン] : マンションの立ち並ぶ沿線で、しかも通勤・通学時間だというのに自分たちの周りは不思議と人が少ない。

[メイン] : 二人顔を合わせてひそひそと話込む者もいれば、どこか超然としている者もおり。

[メイン] : どれも大小の差があれど困惑の表情が浮かんでいる事、学生である事

[メイン] : そして…当時友人であった事のみが、同一の様子である。

[メイン] 高海 千歌 : 「─────え?」

[メイン] リンネ : キョロキョロと辺りを不安げに見回して…

[メイン] 高海 千歌 : 体に重さを感じない、むしろありふれんばかりの体力を感じながらも
困惑の感情にまだ振り回されながら。

[メイン] 高海 千歌 : 赤い目がまん丸となり、一同の顔を見渡す。

[メイン] リンネ : トコトコと歩き回っては何かを尋ねようとしている

[メイン] 高海 千歌 : 汗が頬をつぅ、と通り過ぎ。

[メイン] サイネリア : 「センパイと加奈代ちゃんはなぜかそのままだからわかるとして…」
(周りの顔を見渡す)

[メイン] 高海 千歌 : 「……み、みん……な……?」

[メイン] リンネ : 「えーっと、千歌……なのよ、ね?」

[メイン] 加奈代 : 「あら?あらあら?」
見知った顔が、見知った姿のまま…約1名もっとちっちゃいけど

[メイン] 石戸 霞 : ぱちり、と瞼が何度か瞬く。
生理現象ではなく、これは困惑が軽く混じっており。

[メイン] 高海 千歌 : リンネの方を向き、目をぱちぱちとさせながらも、ゆっくりと頷く。

[メイン] 加奈代 : 「あら~!」
皆も変わってないのね~!

[メイン] リンネ : 「そう、よね! 有名だったから覚えてるわ!」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「おやおや皆さんお揃いで」

[メイン] 高海 千歌 : 「そういう貴女は……リンネ、ちゃん……?
 あ、あれ……!?リンネちゃん、すっごく小さい……!?」

[メイン] リンネ : 「アイドルだったんだもの!みんな知ってたわ!」

[メイン] サイネリア : 「まあお前はわかりやすいよな立花、若くなってもその口調だし」

[メイン] 加奈代 : 「どうしたの~?リンネちゃんだけちっちゃい~!妹さん~?」

[メイン] 高海 千歌 : 「……うぇえっ……!?ゆ、有名……あ、そ、っかぁ」

[メイン] リンネ : 「……いや、うん。私は、何故かこうなったの」

[メイン] リンネ : 「私も割といいお姉さんになってたはずだったんだけど……いえ、しかも学生の時より……」
少し表情に影がさし…

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 変な装飾を飾り付けたノート”魔導書”を持ち現れたのは
”アイスヴァイン”こと立花 雪月だ

[メイン] サイネリア : 「センパイと一緒でみんな若返っちまったてわけデスか」

[メイン] 石戸 霞 : 「……え、っと……
 みんなって、もしかして……
 ……私だけじゃなくて、みんな……”過去”に?」

[メイン] 高海 千歌 : なんだか気恥ずかしさを感じてしまう。
"普通"の殻から抜け出そうと、とにかく突っ走っていたあの頃を思い出してしまう。

[メイン] 加奈代 : 「そうなのね~!他の皆も揃って学生服であの時と一緒ね~!」

[メイン] 石戸 霞 : すぅ、と息を吐いて。

[メイン] 高海 千歌 : 霞の方を向き、まだ不安さが抜けていない表情でこくりと頷く。

[メイン] 加奈代 : 「…………みたいね~、若返っちゃったみたい」
そういう方が都合が良いわよね

[メイン] リンネ : 「……多分、そうよ!」

[メイン] 高海 千歌 : 「……霞さ、ん……」
……あの頃の霞さんだ……。

[メイン] リンネ : 外の景色を指差しながら返事をする

[メイン] リンネ : そこには、すでに壊されていた筈の建造物や、過去の広告などが散見され
逆転の証拠となってそこにあった

[メイン] 高海 千歌 : 「……ね、ねぇ、さっきアナウンスで……百合ヶ丘……って言ってたけど……」

[メイン] サイネリア : (まあどことわ言わないがあり得ない大きさの巫女服や顔がいいアイドルなんてそうはいないよな)

[メイン] 高海 千歌 : 「……もし、かして……?」

[メイン] 石戸 霞 : 「……千歌ちゃん」
頬に手を添えながら、その頬に汗を垂らしながらも。

[メイン] リンネ : 「……たぶん、そーよ」

[メイン] 高海 千歌 : 学生時代から推理が得意であったリンネの方を向き。

[メイン] 加奈代 : 「雪月ちゃんも格好全然変わんな~い」
「まだずっと続けてるの~?えっと~…」
っと話しかけようとした所で会話を耳にする

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「…さっきからどうしたんですか?若返ったとかなんとか」

[メイン] サイネリア : 「立花は自慢の闇の力とかで分かんねえんですカ?」

[メイン] 高海 千歌 : 「……んん、私にも、わかんなくて……
 みんなと会うための同窓会に行こうとしたら……」

[メイン] 加奈代 : 「………え~だって皆学生時代みたいじゃない~」
「あ!雪月ちゃんはすごいからずっとそのままだったりして?」

[メイン] リンネ : 「ああ、そうそう!私も同好会に行こうとしてたのよ!」

[メイン] 高海 千歌 : そして─────懐かしいホームをゆっくりと歩きながら
その向こう側に見える建物を見渡す。
そして違和感を抱く。

[メイン] リンネ : ぴょんぴょん飛び跳ねながら返事をする

[メイン] サイネリア : 「私は行く気なかったデス」

[メイン] 加奈代 : 「私もそうね~、久しぶりに会いたくて…会えて良かったわ~」

[メイン] 石戸 霞 : 「んん……?
 ……えっと……私は同窓会で昔を想いながら、考え事をしてたんだけど……」

[メイン] リンネ : 「(……?)」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「分からない…?ふむ…さっきから皆さんの言ってる事がよく分かりませんね」

[メイン] 高海 千歌 : 「…………あの建物……まだ建ってる……ってことは……」
千歌が遠く見つめる先にある、古いアパート。

[メイン] リンネ : 「そ、そうよ!そうだったわ!」

[メイン] サイネリア : 「いやいや若返ってんだろ立花!見ろ私を!どう見ても陰キャ時代だ」

[メイン] 高海 千歌 : もう既に、"今"は取り壊され、遠い昔に無くなっているはずの
ここにはあるはずのない、景色。

[メイン] リンネ : 「これから向かう先は…多分、私たちの学校よ!」

[メイン] 石戸 霞 : 「……久しぶり、というには……むしろ
 ……まるで、昔に戻ったみたいね」

[メイン] 高海 千歌 : 「………それは……どうして……?」

[メイン] 加奈代 : 「うふふ~皆大混乱~」

[メイン] 高海 千歌 : リンネの方を向き、未だ困惑な表情のまま。

[メイン] リンネ : 「……この路線、私が昔使ってた通学路の一つなのよ」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「これから向かうも何もこれから学校に行くところですよ?」
「皆さんしっかりしてくださいよ」

[メイン] 高海 千歌 : ─────千歌にとっては、苦い記憶のある学校。
悔いが眠り続ける、学校。

[メイン] サイネリア : 「加奈代ちゃんはマイペースだな~萌えだけど」

[メイン] リンネ : 「さっきから、見覚えのある建物がドンドン流れて行く……って、立花はずっと普通ね?」

[メイン] 石戸 霞 : リンネの方へと、目を細めながら見る。

[メイン] 加奈代 : 「…あら~?」

[メイン] リンネ : 「大人になった記憶とか、ないの?」
「て、いうか!ちっちゃい私に違和感とかないの!?」

[メイン] 石戸 霞 : 「じゃあ……リンネちゃんの通学線路がこの道なら……
 終着点は学校になるのかしらね?……それに制服も着たまま、だものね」

[メイン] サイネリア : 「先輩はほんと小っちゃくなりましたねぇ~お姉ちゃんって言ってみ?」

[メイン] 加奈代 : 「雪月ちゃんずっと学生だったのかしらね~?」
うーんおかしな出来事なのね、これ

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ふむ…今までの話を聞く限り」

[メイン] 石戸 霞 : 制服の袖を引っ張り、伸ばしてみながら。

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「皆さん未来から来たと…?」

[メイン] リンネ : お姉ちゃんコールをスルーしつつ、立花の話に傾聴する

[メイン] 高海 千歌 : 「………それも、分からない」

[メイン] サイネリア : 「変わってねえと思ったらこいつだけ若くなってねえのかよ!」

[メイン] リンネ : 「……うーん、これはいったい」

[メイン] 加奈代 : 「あら~…」

[メイン] リンネ : 小さな手を組む…事に失敗しつつ
頭をひねる

[メイン] 石戸 霞 : 「……ただ最低限わかってることは……
 私たちは今、学生ってこと……でいいのかしらね~」

[メイン] リンネ : 「……うーん、そうよね」

[メイン] 高海 千歌 : 「……私は、リンネちゃんや霞さんみたいに……頭良くないから分からないけど……
 ………でも、でも……うん……」

[メイン] サイネリア : 「少なくとも私はそうですネ…先輩は小学生?」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ふむ…変わったこともあるものですね」
「まあ私の力には及びませんがね」ドヤアアアアァァ

[メイン] リンネ : 「たぶん、それくらいよ。昔のお気に入りの服だし……」

[メイン] 高海 千歌 : あはは…と笑いながら。

[メイン] サイネリア : 「立花あ!だったらどうにかしろ立花ぁ!ナゼミティルンデス!」

[メイン] リンネ : ……そういえば、“あの日”も同じ服を着てたわね

[メイン] 石戸 霞 : 零障や神の祟りは何度も目にし、体験してきた霞。
けれど、そのどれもここまで大規模なものは体験したことがない。

[メイン] 加奈代 : 「リンネちゃんや雪月ちゃんの例を見るに…皆バラバラの年代?それとも二人が例外なのかしらねえ」

[メイン] リンネ : 少し、顔を顰める

[メイン] 高海 千歌 : 「………とにかく、元の私に戻らなくちゃだから……
 手掛かり探すためにも……うん、学校……行ってみるよ」

[メイン] リンネ : 「そう、かもね。もしかしたら何かの法則があるのかも」

[メイン] リンネ : 「……ええ、千歌の言う通り」

[メイン] 高海 千歌 : ─────そうして、超常現象の類に通じている霞の方を向き。

[メイン] 高海 千歌 : 「……あのっ、私一人じゃ……こういうの、わかんないので……
 色々、教えてください……!」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「フッフッフッ…まあ異変だというのなら…どこかに解決の手掛かりがあるような物じゃないでしょうか」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「まあ任せてくださいよ」

[メイン] 石戸 霞 : 向けられた視線ににこりと返す。
先ほど褒められてもらった事の感謝も含める。

[メイン] リンネ : 「…とすれば、やっぱり」

[メイン] 石戸 霞 : 「そうねえ~……私たちが学生なら」

[メイン] サイネリア : 「ほんとに大丈夫かあ?」
言っておいて不安になってきた

[メイン] 加奈代 : 「学校よね~久しぶりね~」

[メイン] 石戸 霞 : 「学校に行ってみましょう!
 雪月ちゃんの言う通り、異変なら解決の糸口があるかもしれないわ~」

[メイン] 高海 千歌 : 向けられた霞の微笑みに、あの頃の優しい霞さんの笑顔に
自分の中に閉じ込めていた記憶が、改めて鮮やかに蘇る。

[メイン] リンネ : 「そうね……随分と懐かしいわ」

[メイン] 高海 千歌 : 「………うん……!」

[メイン] 石戸 霞 : ぱちん、と両手を合わせてそう提案する。

[メイン] 高海 千歌 : そうして、コツ、コツ、コツ。と靴音を立てながら
改札口の方へと向かい、そして─────"あの頃"と同じように
通学路を進んでいく。

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「決まりですね!ではいつも通り学校に行きましょう!」

[メイン] サイネリア : 「はあ…学校とかマジいい思い出ないから行きたくね~ボスケテ」

[メイン] 加奈代 : 「まあまあ、見知った私達しか今の所は居ないでしょ?ちょっと位我慢して欲しいわ~」

[メイン] サイネリア : 「加奈代ちゃんは天使ダナ~」

[メイン] 石戸 霞 : 相変わらず元気なリンネちゃん。
サイネリアちゃんの特徴的な喋り方も一緒。
雪月ちゃんや加奈代ちゃんは、それぞれ別の意味で変わっていない。

[メイン] 石戸 霞 : 「そうよ~?リンネちゃんも皆に遅れちゃうわよ?」

[メイン] サイネリア : 「歩幅がね」
ニヤ

[メイン] サイネリア : 「はぐれないように手でも握ってあげましょうカ?」

[メイン] リンネ : 「今はこーだけど、一番年上なのよ!!」

[メイン] リンネ : 膨れ顔を作るととっとこ慣れた道道を走って行く

[メイン] 石戸 霞 : 二人のやりとりに、私が心配するほどじゃないみたいね。
そう思い目を細めて微笑む。

[メイン] 石戸 霞 : そうして、最後の一人になった電車から足を踏み出す。
見覚えのある駅の辺りを見渡しながら。

[メイン] 石戸 霞 : ふと。
……千歌ちゃんはどこか、元気がなかったような……?

[メイン] 石戸 霞 : 何と思いながらも、足を速めていくのだった。

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] GM抽選機 : 2d3 (2D3) > 3[2,1] > 3

[メイン] : 学校に近づくほどに、生徒の歩く姿がより多くなっていく。

[メイン] : 見知った顔もいれば、全く思い出せない顔もいて。

[メイン] : どこか懐かしく、そして疎外感のようなものを覚えながらも自分の教室に着く。
予鈴10分前。ちょうどいい時間だ。

[メイン] : 3クラスです
choice[a,b,c]を全員振りなさい

[メイン] 高海 千歌 : choice[a,b,c] (choice[a,b,c]) > b

[メイン] サイネリア : choice a b c (choice a b c) > c

[メイン] 加奈代 : choice[a,b,c] (choice[a,b,c]) > c

[メイン] 石戸 霞 : choice a b c (choice a b c) > a

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : choice[a,b,c] (choice[a,b,c]) > c

[メイン] リンネ : choice a b c (choice a b c) > c

[メイン] : 先生が入ってくる。
いつも通りの、8年振りの授業が始まる...

[メイン] : ...

[メイン] : そして、昼休み。

[メイン] : 全員遭遇choice[自由,自由,NPC,教師,部活]
を振ること。

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 全員遭遇choice[自由,自由,NPC,教師,部活]

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 🌈

[メイン] サイネリア : choice 自由 自由 NPC 教師 部活 (choice 自由 自由 NPC 教師 部活) > NPC

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : choice[自由,自由,NPC,教師,部活] (choice[自由,自由,NPC,教師,部活]) > 教師

[メイン] 高海 千歌 : choice[自由,自由,NPC,教師,部活] (choice[自由,自由,NPC,教師,部活]) > 自由

[メイン] 加奈代 : 全員遭遇choice[自由,自由,NPC,教師,部活]

[メイン] 加奈代 : 🌈

[メイン] リンネ : choice[自由,自由,NPC,教師,部活] (choice[自由,自由,NPC,教師,部活]) > 教師

[メイン] 石戸 霞 : choice[自由,自由,NPC,教師,部活] (choice[自由,自由,NPC,教師,部活]) > NPC

[メイン] 加奈代 : choice[自由,自由,NPC,教師,部活] (choice[自由,自由,NPC,教師,部活]) > 教師

[メイン] : 教師が出たcクラスの皆さんは
「なんだ?やけに注意散漫だったが...」とか「やけに存在感が無く感じたが...」とか「やけにキョロキョロしてたが...」とか小言を言われました

[メイン] 雛菜(NPC) : 「やは~、これからお昼~?」

[メイン] 小糸(NPC) : 「よ、よかったら一緒にどう...かな!」

[メイン] : NPCを引いた人は
二人合流した時に丁度誘われたりしています

[メイン] サイネリア : 「お~お久しぶりデス(名前憶えてねえけど)」

[メイン] サイネリア : (心配してたって子…まさかね)

[メイン] 石戸 霞 : 「……ふぅ、あら……?こんにちは~」

[メイン] 小糸(NPC) : 「こんにちわ!」

[メイン] 石戸 霞 : 昔と相変わらずの授業。
そして昔のように誘われる現状に困惑しながらもにこり、と笑顔を向けて。

[メイン2] 雛菜(NPC) : 「それで~?大丈夫~~?
アナ雪とか見に行った話とかしたいかも~~!」

[メイン] サイネリア : (どうしマス?)
霞に目配せ

[メイン] 石戸 霞 : サイネリアちゃんにこくりと頷き。

[メイン] 石戸 霞 : (せっかく誘ってくれたんだもの、受けておきましょう
 本当に過去かも知りたいもの~)

[メイン] 石戸 霞 : と、小声で返して。

[メイン] サイネリア : (デスかね。)
それに頷く
それにしても話題が古いデス

[メイン] 石戸 霞 : アナ雪って何だったかしら~?、とふわふわと考えつつも。

[メイン] 石戸 霞 : 「ええ、喜んで~! 
 みんなとご飯を食べられるなら、私も嬉しいわ~」

[メイン] 石戸 霞 : にこりと微笑み了承を表す。

[メイン] 小糸(NPC) : 「わぁ...!じゃ、じゃあ飲み物買ってくるね!」

[メイン] 小糸(NPC) : 「一緒に買ってくるけど、欲しいのある?」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「ひななバナナオレ~~!」

[メイン] サイネリア : 「午後ティーでおねがいしマス」
陽キャってパシリって概念がねえんデスね…

[メイン] 石戸 霞 : 「ん〜?大丈夫よ?
 むしろ、何か買うなら私が変わるけど……」

[メイン] サイネリア : 「おう!?」
ここにも陽キャが

[メイン] 石戸 霞 : サイネリアの目線に、首を傾げながらもニコリと笑う。

[メイン] 小糸(NPC) : 「大丈夫!こういうのは任せてもらわないと!」
そう言ってぱたぱたと走っていく

[メイン] 石戸 霞 : 霞はよく自分で物事を片付ける性分がある。
そのため、他人が自分のために働こうとすると困り眉になるのだ。

[メイン] 石戸 霞 : 行ってらっしゃい、とパタパタと手を振り。

[メイン] 雛菜(NPC) : 「はいは~い、じゃあ早速座って待ってましょ~~」

[メイン] 雛菜(NPC) : と、周りの机を固めてテーブルを作る。

[メイン] 石戸 霞 : 「それにしてもサイネリアちゃん……
 紅茶が好きなんて、オシャレな外国人さんみたいねぇ~」

[メイン] 石戸 霞 : 片手で頬を押え微笑みながらも。
あまりの椅子を机にくっつけている。

[メイン] サイネリア : 「え!?みんな普通に飲んでますヨ?」
罰の悪さから机を動かすのを手伝いつつ

[メイン] 雛菜(NPC) : 「午後ティーくらい飲むよね~?」
賛同して

[メイン] 石戸 霞 : 自分の教室ではないため、他人の机を勝手に借りるのはどうかと椅子だけに。

[メイン] サイネリア : 「巫女さんともなると生活も純和風なんデスね~まあ萌えポインツですけど」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「むしろ霞ちゃんは日本のお茶ばっかりすぎ~~~!」
ケラケラと、溌溂に笑う。

[メイン] 石戸 霞 : 「そうなの~?
 お茶って言ったら緑茶とかしか飲んだこと無かったから……」

[メイン] 石戸 霞 : そういうものなのかしら…?と、少し恥ずかしげに目を伏せて。

[メイン] サイネリア : 「じゃあちょっと悪いことしてみましょうカ?」
にやりと笑って

[メイン] サイネリア : 「その名も大和撫子に午後ティーキメさせるゲーム!」

[メイン] 石戸 霞 : 今も尚飲んでいる飲み物も緑茶。
巫女の家庭で育ってきた霞は海外文化にあまり触れていない。

[メイン] 石戸 霞 : 「……え、えぇ〜〜……!?」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「やは~!ひななもやる~~~!!!」
ニコニコと椅子を立ち上がり、霞の横に陣取る

[メイン] 石戸 霞 : サイネリアの提案に、思わず目を白黒と。
いつものサイネリアちゃんの気まぐれは楽しいけど……私が標的に……!

[メイン] サイネリア : 「あの子戻ってきたら私の午後ティー飲んでもらいマ~ス。ちょっとだけや、ええやろ?」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「ええやろ~~~?」

[メイン] 石戸 霞 : 「私は見世物じゃないわよ……!?
 ……うぅ、どうしてもというなら……構わないけれど……」

[メイン] サイネリア : 「しゃあっ言質取りましたですよ。生娘を…これはまだこの時代にはないデスね」

[メイン] 石戸 霞 : 納得がいかないながらに頬を膨らませつつ。

[メイン] 雛菜(NPC) : 「すず...サイネちゃんノリいいからひなな好き~~~!」
ニコニコと霞の右手を抑えている

[メイン] 石戸 霞 : とはいえ、そんな状態でもふふっと微笑みは零れる。

[メイン] サイネリア : 「だろ~?(あの頃にもこのコミュ力があればね……)」

[メイン] 小糸(NPC) : 「ハァ...ハァ...み、みんな遅れてごめんね...!何の話してたの…!?」

[メイン] 石戸 霞 : 大人になってから久しかった。
こんな和気あいあいとした、人との話し合いは。
だからこそ……笑顔が漏れつつも。

[メイン] サイネリア : 「グッドタイミング!大和撫子の終わりの始まりデスよ!」

[メイン] 石戸 霞 : 「サイネリアちゃん……!?
 大和撫子って……いや、それより私終わっちゃうの……!?」

[メイン] 石戸 霞 : ぶんぶんと両手を振りながら。

[メイン] 小糸(NPC) : 「ぴゃっ...!?」

[メイン] サイネリア : 「ささ、姫。どうぞこちらを」
午後ティーを受け取って恭しく膝づいて差し出す

[メイン] 石戸 霞 : 「もぉ~……私は姫なんかじゃなくって……
 ……むむ、なんだか……絢爛としてるわね」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「やは~~!ごっくんしてね~❤」

[メイン] 石戸 霞 : 午後ティーのペットボトルを手に取り。
まじまじと色んな側面を見ている。

[メイン] 石戸 霞 : 2人に急かされるように、かちっと蓋を開き。
唇へと午後ティを流していく。

[メイン] 小糸(NPC) : 「だ、大丈夫...!?」

[メイン] 石戸 霞 : ……!これは……!
喉の奥に香る、茶葉の匂い…!
その期待を裏切らない……馨しいお茶……!

[メイン] 石戸 霞 : 「……おいしいわ~!」

[メイン] 石戸 霞 : ふふふ、と微笑んでそう返す。

[メイン] サイネリア : 「いや~紅茶処女奪っちゃいましたな~ぐへへ」

[メイン] 小糸(NPC) : 「しょ...!さ、サイネリアちゃん!そんな言葉使っちゃ...!」

[メイン] 石戸 霞 : 「うう、言い方が変じゃない……!
 彩音ちゃん自身も飲みなれてるみたいだけど……これは動画撮影とかの影響なのかしら?」

[メイン] 石戸 霞 : 動画撮影……つまりはアイドル活動。
この時代も、似たようなことをしているのかしら?と疑問に思ったゆえの質問だったが。

[メイン] サイネリア : 「JKは新し物好きデスからね。それに合わせてたらいろんなもの飲むことになりますよ」
昔はその波に乗りきれなかったわけだけどとはいわない

[メイン] 雛菜(NPC) : 「動画撮影~~~~?
なんか撮ったりしてるの~~~~?」

[メイン] 石戸 霞 : へえ~そういう物ねえ
彩音ちゃんは詳しいのね……と頷く現役JK。

[メイン] サイネリア : 「そりゃあ私は電子の…」
得意げに言いかけて止まる
この時代にそんなものある訳ない

[メイン] サイネリア : 「あ~私ものど乾いちゃったデス」
ごまかすように机に置かれた午後ティーを手に

[メイン] サイネリア : 「…」
間接キスかこれ

[メイン] 石戸 霞 : ん~?と、口にした本人が彼女の様子に首を傾げる。

[メイン] 雛菜(NPC) : 「あ、じゃあ次はひななのバナナオレを小糸ちゃんに~」
と、小糸の口にストローを突っ込む

[メイン] 小糸(NPC) : 「ぴゃっ...!?バナナオレはいっつも飲んでるよ!?」
どこかズレた突っ込みで返す

[メイン] サイネリア : (いやいや何を意識してんだ。隣で陽キャもやってるんだから…回し飲みなんて今までしたことなかったけど)

[メイン] 石戸 霞 : 雛菜の様子に、ハッと気づいて。
サイネリアにあわあわと、口を震わせながら。

[メイン] 石戸 霞 : 「えっと、その……!
 私が口付けちゃったもの……
 嫌なら……新しいもの買ってきましょうか?」

[メイン] サイネリア : 「あっ……いえ全然そんなことじゃないんデス」
顔を向けて逆方向に図星を突かれて顔を赤くする。あの唇がここに触れていたんだよな

[メイン] 石戸 霞 : 何か私がしちゃったかしら……?
と、彼女の心中には真逆におろおろと。

[メイン] サイネリア : 「の、飲みまス!」
数少ない友人である霞に不安な思いをさせるわけにはいかない
意を決して飲みだす

[メイン] サイネリア : 「ほ、ほら全然気にしてないですヨ~」

[メイン] 石戸 霞 : 彩音の表情に、ぱぁっと顔を明るくさせて。
不安げな感情は消え去った。

[メイン] 石戸 霞 : 「ん~~……本当かしら?
 ……お詫びにもう一本、同じもの自販機で買ってきましょうか?」

[メイン] 石戸 霞 : ただ、それでもまだ気になるのか、彩音の顔を見ながら。

[メイン] サイネリア : 「いやいや全然…デス!?」
片手に持った午後ティーを飲み…近い!陽キャのそれとは違って無知ゆえの近さに顔がどんどん赤くなる

[メイン] 石戸 霞 : じーーっと、彼女の顔を見つめて。

[メイン] 石戸 霞 : 「そういうものかしら……?
 昔の記憶よりも、なんだが楽しそうに見えちゃって、つい……」

[メイン] サイネリア : 「アッハイ…昔は不登校気味でこんなこともできなかったデスから、強くてニューゲームみたいな?」
ぺらぺらと近さの圧に押されて余計な言葉を口走る

[メイン] 石戸 霞 : もちろん、顔の大きさほどある胸も空中に置かれながら。
それもある、ひとつの圧。

[メイン] 石戸 霞 : それに、はっ、とした顔に。

[メイン] 石戸 霞 : 「あ、あわわ……え、えっとその……
 ……へ、変なこと聞きすぎちゃったわね……!ごめんなさいっ……!」

[メイン] 石戸 霞 : そして、冷静になった途端。
自分が彼女に近づきすぎていることにもまた気づく。
そんな自分の強引さにはわわ、と顔を赤くしながら。

[メイン] 石戸 霞 : 「わ、私としたことがっ……ごめんなさい……!!
 お詫びのごごてぃ買ってくるわね……!」

[メイン] サイネリア : 「ほんと全然気にしてないデスから!それよりその…(この時代がどうなってるか調査しないと…)」
引き留めて耳打ちする

[メイン] 雛菜(NPC) : 「と・こ・ろ・で~」

[メイン] 雛菜(NPC) : 霞が出て行ったところに合わせて、サイネリアに声をかける

[メイン] サイネリア : 「ん?なんですカ?」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「もう授業始まっちゃうけど、霞ちゃん大丈夫かな?」

[メイン] サイネリア : 「あ。」
授業時間なんて昔のこと過ぎて忘れてた

[メイン] 小糸(NPC) : 「ま、まずいんじゃ...!」

[メイン] 石戸 霞 : 当の本人ももちろん忘れている。
ただ、自販機に並ぶ前に予鈴のチャイムはなり終えるだろう。

[メイン] サイネリア : 「追いかけてきまス!」
久しぶりの猛ダッシュ、息を切らしながら霞の下へ向かっていった

[メイン] 雛菜(NPC) : 「あ~...行っちゃった~...」

[メイン] 小糸(NPC) : 「ひ、雛菜ちゃん!私たちも戻らないと!」

[メイン] 雛菜(NPC) : 「...やは~」

[メイン] 雛菜(NPC) :  

[メイン] 雛菜(NPC) :  

[メイン] : そして、5限があり...

[メイン] : choice[6限あり,なし] (choice[6限あり,なし]) > なし

[メイン] : 今日は早めに、学校が終わる。

[メイン] : 放課後だ...!

[メイン] : 部活をしたり、校外で遊んだり、勉学に励んだり。

[メイン] : 学生にとって、最も自由な時間帯である。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] リンネ :  

[メイン] リンネ : ジュースを買ってきてくれた千歌、旧友と話をしてくれていたという霞達と合流して
しばし相談をすると……

[メイン] リンネ : 私たちのチームは職員室に行く、という結論が出た

[メイン] リンネ : そして、ジュースを両手に抱えて
今、職員室の前に辿り着いたのであった

[メイン] リンネ : 「(……す、少し重いわ、量も多いし)」

[メイン] 加奈代 : 「大丈夫~?今飲んじゃう~?」

[メイン] サイネリア : 「センパイ…一人でそれは無理ですよ」
いくつか取り上げる

[メイン] リンネ : 「が、学生の頃はよゆーだったのに、これが若さか」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「私も貰いますよ」
ひょいと一つ取る

[メイン] サイネリア : 「むしろ若さのせいですよね?持てないの」
ぷしゅっと缶を開けて勝手に飲む

[メイン] 加奈代 : 「出遅れちゃったわ~」
貰って 直ぐに口を付ける

[メイン] リンネ : 随分と軽くなったので、喜んで飛び跳ねると
空いた片方の腕で職員室の扉を開ける

[メイン] リンネ : 「しつれーします!」

[メイン] 教師 : 「...っと」

[メイン] 教師 : 「何だ、ちょうど出るところにぶつかったか...」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「こんにちは先生」

[メイン] 加奈代 : 「こんにちは~」
あら綺麗~

[メイン] サイネリア : 「こんちゃーっす」

[メイン] リンネ : 「どうも、こんにちは!」

[メイン] 教師 : 職員室の入り口に丁度、ノブをつかみ損ねた教師が立っている

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「所で先生最近変わった事無いですか?」

[メイン] 教師 : 「変わった?そうだな...」

[メイン] 教師 : 「そこの少女、幼い事には変わりはないが...より肉体年齢が下がってはいないか?」

[メイン] 加奈代 : 「物理的に変わってる物ね~」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ふむ…先生から見ても変わってると?」

[メイン] リンネ : 「…むう、これはいったい」

[メイン] 教師 : 「ああ、ヒトは普通は若返らないだろう?」

[メイン] 教師 : 「変わっていると言えるのだろうな、肉体的にも種族的にも」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「彼女もまた力に目覚めた者ということですか…」

[メイン] 教師 : 「...ほう?貴様、”理解”っているな?」

[メイン] 加奈代 : 「あら~?」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……なるほど先生もですか」

[メイン] 教師 : 冷たく、何かじっとりとした興味を堪えた視線を送る

[メイン] リンネ : 「(……参ったわね、立花と同じはしかの人が先生だったとは)」

[メイン] サイネリア : 「ところであたしら落し物取りに来たんすけど。スマホ届いてませんか?機種はアイフォン10デス」

[メイン] 加奈代 : 「あいふぉ…?」

[メイン] リンネ : 「…!」

[メイン] 教師 : 「アイ...あい...」

[メイン] 教師 : 「あいぽん...?」

[メイン] 教師 : 口元に手を当てて

[メイン] サイネリア : 「(ダメだこりゃ)なんでもないデス…自分たちで探しますネ」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ああアイフォ……アイフォン?」

[メイン] 教師 : 「機械には疎くてな
まぁ私は知らん」

[メイン] リンネ : ……いささか、心配になりつつ腕を組む

[メイン] サイネリア : 「お前は知ってろ立花あ!」

[メイン] 加奈代 : 「携帯電話よね~?届いてないんですか先生~?」

[メイン] 教師 : 「けいたい...ああ、私も何か持たされていたな」

[メイン] 教師 : 「こういうのだろう?
見つけたら没収するようにと聞いているから片っ端から回収してはいるが」
ポケットから、雰囲気に似合わないまりものマスコットがついたシルバーの携帯を取り出す

[メイン] 教師 : 「持っていくか?」
没収物BOXから大量の携帯を取り出す

[メイン] サイネリア : (中身だけ見まス?)

[メイン] 加奈代 : (念のため見ましょうか~)

[メイン] リンネ : (いっぱいあるし、一旦調査しましょ!)

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ではお言葉に甘えて…」

[メイン] 加奈代 : (少なくとも、私達じゃない誰かの情報よね~…何処までこの世界が作り込まれてるのかも気になるもの)

[メイン] 教師 : 「......」

[メイン] 教師 : 渡す

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 確認する

[メイン] : 『6/22 イチゴ オプ有』

[メイン] : 『着信 母』

[メイン] : 『明日はバイトだっけ?
シフト合わせてくれるのは店長に感謝かも』

[メイン] : 『修学旅行、USJのハリポタエリア絶対一緒によろしくね』

[メイン] : 『大人になるって悲しい事なの』

[メイン] : 『一期一会 今を素直に楽しめ!』

[メイン] :  

[メイン] : 諸々に書かれていたのは、そんなところ。

[メイン] サイネリア : 「あっこれ友達のデス!返しておきますネ」
最後の携帯をもって送信元も確認しておく

[メイン] 教師 : 「わかった、勝手にしろ」

[メイン] サイネリア : (まあこの先生ならあとで戻してもばれないでショウ)

[メイン] 加奈代 : 「あ、これ私の友達のなので~私も~」
と言って携帯を一個貰っておく

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「私もこれ友達のですね」
一つ取る

[メイン] リンネ : 目の前での非行を緊急事態故、苦い顔で見逃しつつ、自分は出て行く

[メイン] サイネリア : 「次はどうしますかセンパイ」
それに続いて出ていき問いかける

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「そうですね何処行きます?」

[メイン] 加奈代 : 「お買い物でもする~?」

[メイン] 教師 : 「ああ、そうだ」

[メイン] サイネリア : 「うわびっくりした」

[メイン] 教師 : 「そこの、黒い女」

[メイン] 教師 : 「お前は補習だ」

[メイン] 教師 : 「来い」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……へ?」

[メイン] 加奈代 : 「………」
雪月ちゃん?

[メイン] リンネ : 「……さようなら、立花。あなたの犠牲は忘れないわ」

[メイン] 教師 : 「なんだメイド
黒といってもお前ではないぞ」

[メイン] サイネリア : 「変な本ばっかり見てるからデスよ」

[メイン] 教師 : 「それともお前も来るか?」

[メイン] 加奈代 : 「そうね~…」

[メイン] 加奈代 : 「じゃあせっかくだしお言葉に甘えて行きま~す」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「あ…あの~身に覚えが…」

[メイン] 教師 : 「あるだろう?何、悪いようにはしないさ...」

[メイン] 教師 : 両手で掲げるようにして立花を担ぎ上げる

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「あっ…ちょ…」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「お…お助け~~~~!」

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : そのまま連れ去られる

[メイン] 加奈代 : 「あらあら楽しそ~」
助ける訳でも無くついてく

[メイン] サイネリア : 「いつもの”力”とやらはどうしたデスカネ…」

[メイン] 加奈代 : 「…あ、彩音ちゃん」
そう言えば と立ち止まってくるり

[メイン] サイネリア : 「サイネリア…はまだ誕生してませんもんね。ナンデスか?」

[メイン] 加奈代 : 「さっき貰った携帯の電話番号お互いに教えておきましょうか。」
「ちょっと互いに離れてもこれである程度連絡は取れる…のよね?私良く分かんないのだけど」

[メイン] サイネリア : 「わかったデス!……はいこれ」
簡単に設定を済ませて渡す

[メイン] リンネ : 「じゃ、気をつけるのよ!」

[メイン] 加奈代 : 「ありがと~私全然分かんないのよね~こういうの…それじゃいってきま~す」

[メイン] 加奈代 : 急いで担がれてる面白い状態の雪月達の所まで駆け出していった

[メイン] サイネリア : 「二人きりになっちゃいましたネ…❤」
体をなよなよとさせてリンネに引っ付く

[メイン] リンネ : 「重い!!」

[メイン] サイネリア : 「ひどい!?」

[メイン] サイネリア : 「実際問題次どうしましょうかセンパイ?」

[メイン] リンネ : 「うーん、職員室には何にもなさそーだし……戻りましょ」

[メイン] サイネリア : 「う~ん調査というか……あの時代に戻るかどうかって感じで」

[メイン] リンネ : 「……何か、良いことでもあったの?」

[メイン] サイネリア : 「いいことだらけじゃないですか。私たちは若くなって知識はそのまま。強くてニューゲームですよ」

[メイン] リンネ : 「……たしかに、若くなったのは嬉しいけど。元の時代の事を放って置けないでしょ?」

[メイン] サイネリア : 「割り切ってしまえば、私たちはどれだけお金を積んでも買えない時間を手にしてるんです。」

[メイン] サイネリア : 「それもこの先何が起こるか大体わかってるおまけつき。大金持ちにもなれるかもしれません」

[メイン] リンネ : 「……それは、買いもどせない時間を売り払って初めてできる事じゃない」
「少し魅力的だけど、お金には変えられない事だってあったじゃない?」

[メイン] リンネ : 「彩音、どうしたの?最初は、ここの事なんてどうでも良さそうにしてたのに……」

[メイン] サイネリア : 「今の私なら、ここでもそれなり…ううん過去の私より断然うまくやっていけます。現実逃避でネトアなんてやる必要もないぐらい」

[メイン] サイネリア : 「それこそ本当のアイドルにもなれるかも」

[メイン] リンネ : 「……それは、そうかもしれないけど」

[メイン] サイネリア : 「先輩だって起こるはずだった犯罪を止められるかもしれませんよ。全部は覚えてないかもしれないけど」

[メイン] リンネ : ……たしかに、一理ある
2014年から2022年まで、記憶に新しい残酷な事件は幾つもあった

[メイン] リンネ : 「…そうね、確かにそれが予防できたとしたら、多くの人が喜ぶわ」

[メイン] サイネリア : 「そう考えたら…戻る意味なんてあるのかなって。センパイはどう思います?」

[メイン] リンネ : 「……うーん」

[メイン] リンネ : 「“戻る”意味は、戻らない意味に比べて、少ないかもね」

[メイン] サイネリア : 「……意外ですね。センパイそれでも帰るとか言うと思ってました」

[メイン] リンネ : 「いえ、帰るわ!」

[メイン] リンネ : 「だって、戻らないと、私が残してきた“意味”が、無駄になってしまうもの」

[メイン] サイネリア : 「ここでより大きな”意味”を残すことができても?」

[メイン] リンネ : 「大きい、小さいじゃないわ」

[メイン] リンネ : ここは、確かに懐かしいし
新しい選択肢もあり得る。ずっと刑事に相応しい人間にだってなれるかもしれない

[メイン] リンネ : 「……それでも」

[メイン] リンネ : 「自分が歩いてきた生涯には、責任を持たなくちゃ」

[メイン] リンネ : 「私に優しくしてくれた人や、してあげた人。その反対に、傷つけてしまった人……」

[メイン] リンネ : 「そんな人達を過ごしてきた時間を、一緒にいた意味を無くすことは、私にはできないわ」

[メイン] サイネリア : 「くっくくっ…」

[メイン] リンネ : 「…え?」

[メイン] サイネリア : 「やっぱりセンパイはセンパイですね」

[メイン] リンネ : 「……そうよ、私は、私を選んだんだもの」

[メイン] サイネリア : 「いや、よかったです。こっちの生活も悪くないと思ってたけど……」

[メイン] サイネリア : 「先輩が帰るなら、この世界に未練はないですね、やっぱり」

[メイン] サイネリア : 「わかりました。この世界の調査、どこまでもお供しますよセンパイ」

[メイン] リンネ : 「……はー!」

[メイン] リンネ : 「なによ!カッコいい感じに締めちゃって……割と心配してたのよ?アンタを置いていく羽目になるんじゃないかって!」

[メイン] サイネリア : 「いや実際センパイが残るっていうんなら残りますけどね?ウェルカムですよ強くてニューゲーム」

[メイン] リンネ : 「そ、そう?そんなに頼れる先輩だったりするかしら?」

[メイン] リンネ : 少し自信ありげに

[メイン] サイネリア : 「うーん……見てて楽しいです。こんな私の面倒わざわざ見るところとか」

[メイン] サイネリア : 笑いをこらえながら

[メイン] リンネ : 「ピ、ピエロみたいな扱いなのね…」

[メイン] サイネリア : 「絶対損なことを責任で被っちゃうところとか」

[メイン] サイネリア : 「まあ…嫌いじゃないです。すぐに楽に流れる私とは違いますよね」

[メイン] リンネ : 「楽に流れるのは、少しそうかなって思える所はあるけど……」
散々引きずっていった道を思い出しつつ

[メイン] リンネ : 「アンタだって、自分なりにしっかり考えてやってるんでしょ? さっきのも」

[メイン] リンネ : まあ、これは買い被りかもしれないけど
アレは、私に選択肢を与えてくれたのだろう

[メイン] リンネ : ……さっき言われた通り、背負い込んだ物が多い自覚はあるしね

[メイン] リンネ : 「そういう所は買ってるわよ、少し、頭の硬いから 私は」

[メイン] サイネリア : 「私はただ楽しようと思っただけですよ。あと……ちょっとした後悔です。センパイが卒業してもセンパイが言うとおりに学校行けばよかったな~とか」

[メイン] リンネ : 「仕方ないわよ、私だって、後悔くらいたくさんあるもの」

[メイン] サイネリア : 「そういってくれると思って先輩に甘えてみたわけですよ」

[メイン] リンネ : 「……アンタ、相変わらずやるわね」

[メイン] リンネ : 「……よし、助手も得たし、早速調査を再開するわよ!!」

[メイン] リンネ : 「他のみんながどうするかはわからないけど、メモくらい残せば大丈夫よね!」

[メイン] サイネリア : 「了解!もしかしたら加奈代ちゃんと立花が何か掴んでるかもしれないですしね!」
ポケットの携帯をポンポンと叩いた

[メイン] リンネ : 「よーし、出発!!」

[メイン] リンネ : そう言って、大きく手を突き上げて
前へと進み始める

[メイン] リンネ : まだ、わからない事しかないくらいなんだけど
少なくとも、進む方向は決まったんだから

[メイン] リンネ : ……ま、少し頼りないけどね!

[メイン] リンネ :  

[メイン] リンネ :  

[メイン] : 日が落ちていき。

[メイン] : 暮れの夕に、声が響く。

[メイン] : 『あなたは、戻っていたいですか?』

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン :  

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 『……』

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 『一旦戻らなきゃ…これ以上ここで深追いするのは危険だ』

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 『だけどその前に…』
カバンから幾何学的な装置を取り出す…それは

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : ”ミーム性認識改変装置”

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : そう、最初とは逆にこの装置を

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 立花 雪月はこの学園に存在”しない”
会っても覚えていない

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 『皆…』

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 『さよなら』

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン :  

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン :  

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 加奈代 : 「あら?もうおしまい?」

[メイン] 加奈代 : 「そうねえ、まだ私の分のお仕事、残したままだもの~」

[メイン] 加奈代 : 「あ~皆綺麗で可愛かったわ~貴重な体験ありがとうね~」

[メイン] 加奈代 : 「千歌ちゃんに霞ちゃんに彩音ちゃん、あの頃のままで~良いわよね~リンネちゃんは…なんでかもっとちっちゃかったけど…」

[メイン] 加奈代 : 「それじゃ」

[メイン] 加奈代 : 知っている誰でもない
誰かが持っていった携帯電話に
繋がらないと知っていながら電話をかけて

[メイン] 加奈代 : 「また一緒に遊びましょうね~」

[メイン] 加奈代 :  

[メイン] 石戸 霞 : 「…………」

[メイン] 石戸 霞 : 声が響く。
その声は、私を試しているかのように頭の中で震えて。

[メイン] 石戸 霞 : きっと、これは神の悪戯なのかもしれない。
どう返そうが、運命は定まっているかもしれない。

[メイン] 石戸 霞 : けれど、私は────

[メイン] 石戸 霞 : 返事を口に出す前に。
霞の黒い瞳をぼんやりとどこかに向ける。

[メイン] 石戸 霞 : ────絶一門。
それは守る力。
元の世界ではなく、今の、私たちの世界を。

[メイン] 石戸 霞 : 誰にも、壊されないように。
戻ることもないように。

[メイン] 石戸 霞 : 閉じる。

[メイン] 石戸 霞 : 天岩戸とは。
天照大御神が隠れ、世界が暗闇に包まれた岩戸隠れの洞窟を指す。

[メイン] 石戸 霞 :       楽しさ
とある少女の日光に、寂しげな少女は洞窟を開いた。

[メイン] 石戸 霞 : けれど、寂しげな少女は。
二人で洞窟にこもることを、選択した。

[メイン] 石戸 霞 : 「……ごめんなさい、みんな」

[メイン] 石戸 霞 : きっと、外の世界にいるだろう友達に。
一言謝罪を残して。

[メイン] 石戸 霞 : ぱたん。

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 石戸 霞 :  

[メイン] 高海 千歌 : どこに行けば楽しいのか、どこに本当の自分がいるのか
それはきっと、誰にも分からないことなんだと思う。

[メイン] 高海 千歌 : 昔は良かったなぁ、だなんて言葉は
逃げだって、みんなはよく言う言葉なんだと思う。

[メイン] 高海 千歌 : でも─────。

[メイン] 高海 千歌 : もし、"昔"があるとして。
そして、そこがもう1つの世界だとして。

[メイン] 高海 千歌 : 未来に紡がれる物語よりも、最良な世界がそこに広がっているのだとしたら。

[メイン] 高海 千歌 : 例えそこが霞がかった世界だとしても
朧げな記憶に象られた不安定な世界だとしても。

[メイン] 高海 千歌 : ─────そこに、確かに存在する、大事なものがあるのだとしたら。

[メイン] 高海 千歌 : 偽物?本物?

[メイン] 高海 千歌 : そんなのって─────。

[メイン] 高海 千歌 : ─────些細な問題だよね。

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 : 「"普通"で終わりたくないから、だから私はとことんやろうと思うの」

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 : 私は

[メイン] 高海 千歌 : 私達は─────。

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 : 戻らない。

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] 高海 千歌 :   

[メイン] 高海 千歌 :  

[メイン] : かん、かん、かんと。

[メイン] : 踏切が落ちていき、電車は線路の先へと進む。

[メイン] : そして踏切が上がれば。

[メイン] : 電車は既に通り過ぎていき。
そこには立ち止まった人々の影ばかりが存在するのみになっている。

[メイン] : 影は歩き出す。
止まった分の時を、追いかけていくように。

[メイン] : 電車は進んでいく。
そして駅へとたどり着き、停まりながらも先へと進んでいく。

[メイン] : あるべき線路を、そのままなぞる様に────────

[メイン] : 電車に乗った人々が見る車窓からの景色は、夜へと変わっていて。

[メイン] : いつ降りたのか、駅のホームに立っていた。

[メイン] : "スマートフォン"のディスプレイは、2時を示しており。

[メイン] : 無人の改札が、ただ朧げな光を刺している。

[メイン] : 階段を下りながら、端末を見つめる。

[メイン] : しゅぽん、と音が響いて。

[メイン] : メッセージが届く。

[メイン] :  

[メイン] : 世界は繋がっているのだと

[メイン] : そう、感じられた。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] 漆黒の翼のアイスヴァイン :  

[メイン] ”エージェント”立花 :  

[メイン] ”エージェント”立花 :  

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「……というわけで百合が原の時空間異常についての調査頑張るんやで!」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「分かりました…ですが、私あの学校の出身じゃありませんよ?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「安心せえ!そういう時に使えるもんがあるんや」
そういって道具を取り出す

[メイン] ”エージェント”立花 : 「それは?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「これは”ミーム性認識改変装置”ちゅーてな、簡単に言うと人の記憶にありもしない事実を植え付けれるんや」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「……大丈夫なんですかそんなの使って?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「何のために財団が確保、収容、保護、してると思ってるんや!そういう未知相手に対抗するための手段としての側面もあるから何も問題あらへん!」
「ただこの装置は少し問題があってな…」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「……問題?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「この装置を使うにはある程度リアルな事実の情報が必要なんや…」
「今回行くのは過去やろ?だから…」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「……それの何が…?」
何故だろう、悪寒が走る

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「立花…」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「お前の中にまだ”アイスヴァイン”は生きとるか…?」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「………!?」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「カナヘビさん!その名前は二度と出すなって言いましたよね!?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「頼む!お前だけが頼りなんや!」
「あの時代に行けるのは特定の女性だけ!その条件を満たしてるのがお前なんや!」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「■■■■さんに生かせればいいじゃないですか!!」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「■■■■は今■■■■■■■■に行ってて暫く帰って来んのや!お前だけが頼りなんやで!」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「だ…だからって…!」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「……いいか?立花、これは試練や」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「試練…!?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「お前にはあの記憶を蓋してるがそんなのいつまでも続くはずない、いつか乗り越える必要があるんや」
「それが今なんや!」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「ゆけ!立花!アイスヴァインを…夢を終わらせて来い!」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「………ああもうわかった!行くよ!行けばいいんでしょう!!!!!」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「覚えてろよこのトカゲ野郎!!」

[メイン] ”エージェント”立花 :  

[メイン] ”エージェント”立花 :  

[メイン] エージェント・カナヘビ : ……そして現在

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「で?どやった?」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「………」ムスッ

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「なんや、怒る元気あるなら大丈夫そうやな」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「何も大丈夫じゃないですよ!!」
レポートを叩きつける

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「まあまあ悪かったって…でも無事に帰って来れて何よりや」
レポートに目を通す

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「……帰還せずが2人、注意が2人、そして危険人物が1人か…」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「フーッ!!フーッ!!」
……一旦深呼吸で落ち着かせて

[メイン] ”エージェント”立花 : 「……はい、高海 千歌と石戸 霞は消息不明、恐らくあの中に」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「そして加奈代とリンネには聞く限り見た目に異常が見られました、もしかすると時空間の影響かもしれません、引き続き調査が必要です」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「なるほど…」
「まあそれはわかったけどこの危険人物のアフリカ呪術部隊殺しって何や?」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「聞いた事無いですか?アフリカ呪術部隊を皆殺しにした者の噂を」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「いや…聞いた事あるけどあれおとぎ話の類やろ?」
「なんや、まさか見たって言うの?自分」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「普通の人間が戯れ感覚で校庭に落雷落としますか?」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「………えっ」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「………マジなん?」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「マジです」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「……マジかあ、よりによって時空間異常よりヤバい情報来たなぁ…」

[メイン] ”エージェント”立花 : 「ええ、もう私は疲れたからあれはそっちで頑張ってください(^^)」

[メイン] エージェント・カナヘビ : 「……まあできるだけやってみるわ」

[メイン] エージェント・カナヘビ : (………)

[メイン] エージェント・カナヘビ : (………無理やろ)

[メイン] エージェント・カナヘビ :  

[メイン] エージェント・カナヘビ :  

[メイン] ... : 『』

[メイン] ... : 『どうだ 8ねんかけておぼえたぞ』

[メイン] ... : 『ずいぶん わらえるせいかつをしていたようだな』

[メイン] ... : 『わらわせてもらったよ』

[メイン] ... : 『では────────』

[メイン] FUMIKA :
        フリークス
「また会おう、"ご同輩"?」

[メイン] FUMIKA : 携帯を、ぱたんと閉じて
路地裏の影に消える

[メイン] FUMIKA :

[メイン] リンネ :  

[メイン] リンネ :  

[メイン] リンネ : こうして、奇妙な経験は幕を閉じた

[メイン] リンネ : あの電車の中での詳細は未だ不明のまま
風の噂で、二人の同級生が行方不明となったと聞くが…

[メイン] リンネ : 今更出来ることもない
遺族には残念だが、彼女達の過去を尊重しよう

[メイン] リンネ : そんな当たり前の諦めを何度か行い
『同窓会』がやってきた

[メイン] リンネ : 「さー!来れなかった人もいるけど、今日は思う存分思い出を語ろうじゃない!」

[メイン] サイネリア : 「思い出どころかリアルで体験してきた気もしますがネ!」

[メイン] リンネ : 「あっはっは!」

[メイン] サイネリア : 「……あの二人は、結局次には進めなかったんデスね」

[メイン] リンネ : 「まあね、それが“普通”」
「理由がなければ進まない、楽しい事をしたい」

[メイン] リンネ : 「不正解だけど、とても当たり前」
「そういう答えを追う人がいてもいいのよ」

[メイン] ... : 「やは~、久しぶりに帰って来たかも~!」
「い、忙しかったからね...!」

[メイン] ... : 通り過ぎる人々にも、見知った顔もいれば、全く思い出せない顔もいて。

[メイン] サイネリア : 「でも少しかわいそうだなって……彼女たちにとって”ここ”には……」
その声に首を動かして振り返えりかけて、やめておいた

[メイン] サイネリア : 私にはもう”今”がある

[メイン] リンネ : 「うーん、まあ。置き去りにしたのもされたのも同じだし、おあいこでいいんじゃない?」
適当に相槌を打ちつつ、少し、手が届かない皿を指し

[メイン] リンネ : 「加奈代!そこのお皿、取ってもらえる?」

[メイン] 加奈代 : 「はいただいま~」
嬉々と手を伸ばして

[メイン] リンネ : 「サンキューっと……で、加奈代も二人に対して何か言いたいこととかあったりする?」

[メイン] 加奈代 : 「ん~?そうね~?」
少し悩んだ…みたいな素振りかと思ったらニコニコして

[メイン] 加奈代 : 「良いんじゃないかしら?あっちで数十年過ごしてこっちの年齢追い越してから、またこっちに戻ってくるとかすれば沢山生きられるじゃない?」
…なんというか ずれた返答だった
あっち と こっちが完全に等価値な発言

[メイン] リンネ : 「ふーむ、なるほど。その発想は無かったわね」

[メイン] リンネ : 感心したように膝を打ち、皿に乗った菓子に手をつける

[メイン] 加奈代 : 「次に進みたくないのなら進まなくて良いのよ~ あの子達にはあの子達なりのお休みの期間ね~」

[メイン] 加奈代 : 「あちらで骨を埋めると言うのも有りだと思うわよ?終わりがあるのかは知らないけど」

[メイン] リンネ : 「ん〜できれば会いに来る程度でいいからこっち来て欲しいな〜」
「せっかくの同窓会なんだし〜」

[メイン] サイネリア : 「そんなに今を生きるのがつらかったんなら……話してほしかったってのは私のわがままデスかね。」

[メイン] 加奈代 : 「言い出せない物よ、そういうのって。だって生きてる上で当たり前に、無自覚に抱える物だもの。」

[メイン] 加奈代 : 「ただ生きているだけで時間が経過して、全てが過去になっていくのって、とっても辛いのよ~誰も止まらない、止めてくれないの」

[メイン] リンネ : 「うーん……諸行無常よねぇ」

[メイン] リンネ : 「シシャにでもなれば話は別かもしれないけど、そう簡単に死にたくはないなぁ……」

[メイン] リンネ : まあ、死んだ覚えがないわけではないんだけど

[メイン] 加奈代 : 「無自覚な辛さを突きつけてくるあの空間、結構残酷かもしれないわね。ただ、彼処が現実と同じように存在し続けられるのなら…それで構わないのでしょうけど」

[メイン] リンネ : 「そーねぇ……フーセンみたいに、急に消えないといいけど……まあ、世界の心配なんてしても無駄かぁ」

[メイン] リンネ : 皿の上の菓子の包み紙を折終わると
ゴミ箱に投げ捨てる

[メイン] 加奈代 : 「また集まるような日が来たらお手紙でも出してみたら?案外届くかもしれないわよ~」

[メイン] サイネリア : 「まあこんなのもありますしネ」
誰のかも知らない携帯を取り出す

[メイン] 加奈代 : 「ね~」
沢山取り出す

[メイン] リンネ : 「……あっちから持ってこれたのね」

[メイン] リンネ : (そういえば、ジュースも…)

[メイン] リンネ : 「………そういえば、向こうで話すって言ってた少しいい話、結局言い損ねてたわね」

[メイン] 加奈代 : 「あらそう言えば」

[メイン] サイネリア : 「お?なんですかソレ?」

[メイン] リンネ : 「アンタには話してた気がするけど……んー、まあいいや!」

[メイン] リンネ : 「私が、昔人質にされたって話はしたけど……これには続きがあってね」

[メイン] リンネ : 「実はその日、その犯人さんに命を救われもしたのよね」

[メイン] 加奈代 : 「…??」

[メイン] リンネ : 特に重苦しさもなく、リンネは過去を述べていく

[メイン] リンネ : その時、リンネは気絶していたが
彼女を助けてくれた恩人の一人の状況説明である

[メイン] リンネ : 「まず、私が人質に取られて。ここまではただの犯人さんなんだけど…」

[メイン] リンネ : 「隕石が降ってきたの」

[メイン] リンネ : その隕石の名は“アシタール”
真っ青な星屑は、その状況を一変させた

[メイン] リンネ : 「で、モニュメントに隕石が直撃して、電灯の上に激突して、追いかけてきた警部に、その犯人さんは撃たれて、電灯に刺さるわでてんやわんや!」

[メイン] リンネ : 「……で、解放された私は、危うくモニュメントに叩き潰されそうになったのよね」

[メイン] リンネ : 「……ところが、その犯人さん。何を思ったか、命懸けで私の事を助けてくれた 足を下敷きにされてまで」

[メイン] リンネ : 「体が勝手に動いたんだって」

[メイン] リンネ : 「いい話でしょ!」
笑顔を向ける

[メイン] リンネ : 酔いが回っているせいか幾つかの詳細が完全に吹っ飛んでいる

[メイン] 加奈代 : 「………そうね~!」
いい話…????まあ いい話ね

[メイン] サイネリア : 「……ストックホルム症候群…?」

[メイン] リンネ : 「違うわよ〜!」

[メイン] リンネ : 「私の周りにいた人は、大怪我してでも私を助けてくれた! なら、そんな思い出を無駄に怪我しただけの悲しい過去で終わらせたくない!」

[メイン] リンネ : 「とか!そんな熱いドラマがあったのよ!」
「……まあ、自分で言うことでもないか!」

[メイン] サイネリア : 「なんというか……悪い男に引っかかったりしないでくださいネ?」

[メイン] リンネ : 「大丈夫よ、周りに寄ってこないの」

[メイン] リンネ : 人が、猫とか犬とかは来てくれるんだけど

[メイン] サイネリア : 「しっかりしてると思った先輩が思ったよりあれで心配になってきますヨ」

[メイン] 加奈代 : 「貴方からは結構寄っていってるはずなのにね~」

[メイン] リンネ : 「悲しい事は、未来永劫そのまんまなんて寂しいじゃない」
「普通だと思うんだけどな〜」

[メイン] リンネ : 拗ねたようにチビチビとドリンクへと手を伸ばす

[メイン] サイネリア : 「まあまあ本当に縁がないようなら私が嫁に行ってあげますカラ」

[メイン] リンネ : 「最後の一線ね……」

[メイン] サイネリア : 「失礼な!」

[メイン] リンネ : 「あっはっは!!」

[メイン] 加奈代 : 「羨ましいわ~」

[メイン] リンネ : 「なら、一緒に騒げばいいじゃない!」

[メイン] サイネリア : 「加奈代ちゃんなら嫁にほしいですネ~」

[メイン] リンネ : 「優良株ね……」

[メイン] 加奈代 : 「あらあら~?いきなり大人気になっちゃったわね~」

[メイン] リンネ : 「寂しそうにされると、こうしたくなるのよね!」

[メイン] サイネリア : 「加奈代ちゃん激推しですからネ!」

[メイン] リンネ : 「どう?この後暇?LINEやってる? 仲のいい同期と巡り会える機会が貴重なのよね!!」

[メイン] サイネリア : 「下半身直結のチャラ男みたいな誘い方デスね!?」

[メイン] リンネ : 酔いでテンションの上限が吹っ飛んだのか、リンネは水を得た魚のように活気付いている

[メイン] 加奈代 : 「らいん…」
そもそもスマホを持っているか怪しいレベルだった 携帯電話はギリ使えるが

[メイン] 加奈代 : 「…そうね~…電話での連絡だけなら持ってきたのでなんとかなるのだけど…」

[メイン] サイネリア : 「ちなみにあたしはもう番号貰ってマス」

[メイン] リンネ : 「じゃ、メアドね!」

[メイン] 加奈代 : 「めあど」

[メイン] 加奈代 : 「ああ、お手紙?」

[メイン] リンネ : 「んぇ……?あっはっは!!面白いわ!!」

[メイン] 加奈代 : 「うふふ~」
面白いみたいなので笑う

[メイン] 加奈代 : 「ああ、それならそうね~…今度新しい携帯電話を買う?貰う?契約?したいなあって思ったわあ~」

[メイン] 加奈代 : 「今度付き合ってくれる?」

[メイン] リンネ : 「あ、いいわね! 最新のとこか気になるし……彩音、アンタ詳しいでしょ?」

[メイン] サイネリア : 「もち!最新機器ならこの電子の妖精サイネリアにお任せデス!」

[メイン] リンネ : 「じゃ、加奈代が文明の叡智に触れるのと、新たな友情を祝って!」

[メイン] リンネ : 「カンパーイ!!」

[メイン] サイネリア : 「カンパーイ!!」

[メイン] 加奈代 : 「カンパーイ!」

[メイン] GM抽選機 :  

[メイン] GM抽選機 : という訳で!宴です~~~~!!!

[メイン] リンネ : 宴よ〜!!!!!!

[メイン] 高海 千歌 : 宴だぁ~~~~~!!

[メイン] 石戸 霞 : 宴よ~~~~~!

[メイン] サイネリア : 宴ダ~~~!

[メイン] 加奈代 : 宴だァ~~~~~!!!

[メイン] リンネ : ふっふっふ、お疲れシャン!

[メイン] GM : 不手際も多かったですけど...付き合ってくれてありがとうございます!みなさんよかったです!

[メイン] リンネ : 少し想定外もあったけど大方楽しい卓だったわ!!

[メイン] サイネリア : 早めにやりたいこと終わっちゃってもっと持ってくればよかったデス
楽しかった!

[メイン] GM : こちらで準備してノスタルジーはもう少し出したかったですけど...皆さんがテーマを深堀りしてくれていて描写力も高かったので良かったですね...!

[メイン] 加奈代 : こういう感じで進んでいくのね~って感じだったわ~

[メイン] リンネ : 子供になってた理由とか深掘りするの忘れたわ!まいっか!!

[メイン] 加奈代 : 皆子供になるから、逆に子供にならない理由を原作から持ってきたわ…

[メイン] 石戸 霞 : GMさんはお疲れ様~!
とっても楽しかったわ!みんなありがとうね~!

[メイン] GM : ほ~!

[メイン] 石戸 霞 : 加奈代ちゃんはそのおかげで独特のポジションにいたわね~

[メイン] リンネ : ずっと可愛かったわね!

[メイン] 高海 千歌 : だねー!そこらへんで違いを作るのも良さそうだと思った!

[メイン] GM : 独特のポジションはシーンの空気を侵食するので美味しいんですよ

[メイン] 加奈代 : えへへ~美味しかったわ~ごちそうさま~

[メイン] リンネ : ずっといい雰囲気作ってたわねー!!

[メイン] FUMIKA : 黒い女は私を突如生やしてしまって面倒を掛けた
因みに私の元ネタはログサイトで鷺沢文香で検索すると見られる事だろう

[メイン] リンネ : あっはっは!

[メイン] 高海 千歌 : こ、こわい

[メイン] リンネ : 先輩後輩も楽しかったし、最後に酔っ払うみたいなテンションで行けたのもなかなか面白かったわね いい卓だったわ!

[メイン] 石戸 霞 : お初にお目にかかるよ

[メイン] 加奈代 : 謎の空気感になって笑っちゃったわ

[メイン] リンネ : では、そろそろ寝るわ!楽しかったわ!
またね〜!!

[メイン] 高海 千歌 : 私も意識が死んじゃいそうだから寝るねー!
すごく楽しい卓だったよ!またね~!

[メイン] 石戸 霞 : 私もとっても楽しかったわ~!
あらためて、この卓にいてくれたみんなには感謝しかないわ!
ありがとうね!

[メイン] GM : リンネさんとサイネリアさんの関係性が変わらずとも強固かつ深いものなのがしっかりと通じてよかったんですよ

[メイン] GM : そして高海さんと石戸さんの関係性はそれとは逆に深めていく描写が丁寧かつ夢に沈んでいくようでよかったんですよ

[メイン] GM : そしてそれとは別に全員広く交流していたのもこの卓の良いところでした!
大満足でした...えへへ

[メイン] GM : では私も寝ます!お付き合いありがとうございました!
ログは日中出します!またね~~~!

[メイン] 加奈代 : それじゃあおつかれシャン
楽しかったわ~